2025年4月17日現在の主な画像生成AIツールについて、概要をまとめてみました。この情報が少しでも初心者の助けになれば幸いです😊
生成AIは、無料のものから有料のものまで、様々な特徴を持ち、種類も豊富!また、無料版は制限があるものが多く、その条件も画像生成AIツールによっていろいろ異なります。
初心者はどれを使えばよいか迷うと思います。どのような目的で活用するかによっても選択が分かれることでしょう。
この記事は、各画像生成AIの公式見解ではありません。また、情報は最新情報を各サイトで確認することをおすすめします。(この情報は2025年4月17日現在のものです)
各画像生成AIツールの基本的な機能と特徴を説明していますが、急速に発展するAI技術分野において、いくつかの情報が最新の状況と合致しなくなる可能性があります。特に料金プランと最新バージョンの機能に関する情報は、日々刻々と変更されていますので、公式サイトでご確認をお願いします。
📢 ChatGPT(生成AI)を使うときの注意事項はこちら
🚨 AIでの生成物でも著作権に注意:文化庁AI利用者(業務利用者)のリスク低減方策(P25~)PDFで開きます。
Adobe Firefly
Adobe Fireflyとは
- Adobe Fireflyは、Adobeが提供する生成AI(Generative AI)モデル
- テキストプロンプトから高品質な画像やベクターグラフィックスを生成
- 2023年3月にベータ版、同年9月に正式版がリリース
- PhotoshopやIllustratorと統合されている
- 商用利用に適したツールとして注目されている
Adobe Firefly-生成の多様性と品質
- 高い生成精度と多彩なスタイルが特徴
- 写真風からアートスタイルまで幅広いビジュアルを生成可能
- 水彩画や油絵風の画像生成に優れている
- カスタマイズが容易
- Adobe製品との連携により生成画像を即座に編集可能
- ワークフローを一元化できる
- 写真のようなリアルな画像生成は他ツールより精度が劣る場合がある
Adobe Firefly-機能拡張
- テキストから動画生成機能が追加され、動画コンテンツの制作も可能になった
ユーザーインターフェースとカスタマイズ機能
- 直感的でシンプルなインターフェース
- 初心者からプロまで幅広いユーザーに適している
- 色合い、スタイル、解像度の調整が可能
- 独自のデザインを簡単に作成できる
- 「生成塗りつぶし」機能で画像の特定部分を選択しAIで新要素を追加
- 「テキストエフェクト」機能でテキストにスタイルを適用
- 多様な編集オプションが充実
Adobe Firefly-クレジットシステムと料金プラン
- 生成クレジット:テキストや画像生成ごとに消費するポイント制。各プランで毎月一定数のクレジットが付与され、使い切っても低速モードで利用可能
- 無料プラン:毎月25クレジットを提供。生成画像にはウォーターマークが付与される
- Firefly Standard:月額1,580円で毎月2,000クレジット
- Firefly Pro:月額4,780円で毎月7,000クレジット
- Firefly Premium:月額31,680円で毎月50,000クレジット
- その他のプラン:コンプリートプラン(全Adobeアプリ利用可)なども提供

初心者が画像生成になれるのには無料プランがあっておすすめです。商用利用を考えている場合、無料版の作品はウォーターマーク(Adobeの透かし)がつきますので、有料版を検討することも考慮した方が良いでしょうね。
FLUX
FLUXとは
- FLUX.1は元Stable Diffusion開発者が設立したBlackForest Labsによって開発
- 最先端の画像生成AI
- 高品質な画像生成能力と商用利用可能なモデルを提供
- 実写風の画像生成において優れた性能を発揮
- 手や顔などの細部の描写に強み
- クリエイティブなプロジェクトやビジネス用途に幅広く活用可能
- 最新バージョンのFLUX 1.1が「Blueberry」として2024年に発表され、さらに高品質な画像生成が可能になった
FLUXの多彩なモデルと高品質な画像生成
- 3つの主要なモデルを提供
- 「FLUX.1 [pro]」:最高品質の画像を生成できる商用利用可能なモデル
- 「FLUX.1 [dev]」:研究・開発向けモデル
- 「FLUX.1 [schnell]」:高速処理が可能なモデル
- 実写風の画像生成において特に高い評価
- アニメ・イラスト風の画像生成は専用モデルを使用
- blue_pencil-flux1
- raemuFlux_v10
- WAI-Ani-Fluxなど
- プロンプトは英語での入力が推奨
- より精度の高い画像生成が可能



実写風の画像は、ほんとの写真見たいでキレイ✨ でも、日本語での指示(プロンプト)が苦手な初心者には、ちょっと難しいかもしれません😣 翻訳サイトを利用しながらプロンプトを作ることをおすすめします。
FLUXの最新ツール群とユーザビリティ
- FLUX.1 Toolsの提供により画像生成のコントロール性と操作性が向上
- 実写と生成画像の修正・再作成が可能
- 初心者でも簡単に高品質な画像生成を実現
- クラウドプラットフォームやローカル環境での利用が可能
- Stable Diffusion WebUI ForgeやComfyUIなどのツールでローカル環境に導入可能
- APIの利用料金は1画像あたり4セントという低価格設定で、システム連携を検討する企業にも適している
FLUXの料金プラン
- Starterプラン(スタンダード)
- 料金:月額9.9ドル
- 機能:500枚の画像生成が可能
- 特徴:全モデルへのアクセス、プライベート生成、高画質出力に対応
- Premiumプラン(上級者向け)
- 料金:月額12.9ドル
- 機能:1,000枚の画像生成が可能
- 特徴:Starterプランの機能に加え、より多くの生成枚数を提供
- その他のプラン
- 利用頻度や目的に応じて、月額29.9ドルの大容量Proプランや年間契約による割引プラン、メガピクセル単位での従量制プラン、1回限りのクレジット購入オプションなど、多様な選択肢が用意されている
- 新規登録時には、GitHubアカウントでのサインアップで1ドル分の無料クレジットが提供される
DALL-E 3
DALL-E 3とは
- OpenAIが2023年9月に公開した最新の画像生成AIモデル
- テキストプロンプトから高品質な画像を生成できる技術
- ユーザーの意図を正確に理解し、詳細なニュアンスまで反映した画像を作成可能
- アーティストやデザイナー向けに活用可能
- ビジネスでのビジュアル制作や個人での創作活動など幅広い用途に対応
DALL-E 3の高度なテキスト理解と画像生成の精度
- ChatGPTの言語理解能力を活かした高度なプロンプト解釈が最大の特徴
- 複雑な指示や細かいニュアンスを正確に理解
- ユーザーの意図に沿った画像を生成
- 具体的な描写から光の表現や細部の質感まで忠実に反映
- 日本語を含む多言語でのプロンプト入力に対応
- 言語の壁を越えて直感的に利用可能
- DALL-E 3はChatGPTと完全に統合され、ユーザーはChatGPTと対話しながら画像生成プロンプトを洗練させることができ、より直感的な画像作成体験を実現している
- 最新のDALL-E 3はさらに細部の描写能力が向上し、ユーザーの意図をより正確に反映した高品質な画像生成が可能になっている
DALL-E 3の商用利用の柔軟性とコンテンツ管理
- 生成した画像の所有権はユーザーに帰属
- 商用利用が可能
- 広告やマーケティング素材、書籍の挿絵などビジネス活用の幅が広い
- 暴力的なコンテンツや成人向けコンテンツ、憎悪的な表現の生成は禁止
- 公共の人物の名前を使用したリクエストは拒否
- 倫理的な配慮により安全で信頼性の高い画像生成が可能
DALL-E 3の料金プラン
- 無料版
- 概要:ChatGPTの無料アカウントで1日2枚までの画像生成が可能
- 主な制限事項:生成枚数の制限、画像サイズの制限あり
- ChatGPT Plus (有料版)
- 料金:月額20ドル
- 利用可能な機能:無制限の画像生成、高品質な画像出力、商用利用可能
- Microsoft Bing Image Creator
- 概要:Microsoftのサービスを通じて無料で利用可能
- 制限事項:個人の非商業目的での利用に限定、商用利用は不可



ChatGPTのスレッドから『○○の画像を作成して』と依頼すると、DALL-E3で作成してくれます。とっても便利🌟
ChtGPTで『デージーの花の上に小さな庭のあるメルヘンチックでかわいいおうちのイラストを作成してください。』と依頼。
実際のChatGPTのスレッド画面はこちら


Midjourney
Midjourneyとは
- Midjourneyはテキストプロンプトから高品質な画像を生成するAIツール
- アート風からフォトリアルな表現まで幅広いスタイルに対応
- クリエイターの創造性を拡張するツールとして注目を集めている
- Discordを通じて利用する独特のインターフェースを持つ
- 商用利用も可能な画像生成AI
- デザイナーやアーティストを中心に幅広く活用されている
- 現在(2025年4月時点)の最新バージョンはV6.1で、前世代から顕著な画質向上と多様な表現能力の拡張が実現されている
Midjourneyの高度なパラメータ制御とバッチ処理
- 詳細なパラメータ制御が特徴的な機能
- アスペクト比(-ar)、画質(-quality)、スタイル(-style)、シード値(-seed)などの多彩なパラメータを組み合わせ可能
- 生成される画像を細かく制御できる
- –repeatパラメータを追加することで、同じプロンプトを連続して実行するバッチ処理機能あり
- 効率的な画像生成ワークフローを実現
Midjourneyの特化型モデルと高度な画像操作
- アニメ・マンガ調の画像生成に特化した「Niji」モデルを提供
- 画像ブレンド機能で複数の画像(2~5枚)を組み合わせて新しい画像を生成可能
- キャラクターリファレンス機能(-cref)により、特定のキャラクターの特徴を保持しながら新しい画像を生成可能
- これらの機能により創造的な画像生成の可能性が拡大
Midjourneyの料金プラン
- Basic – 月額10ドル:基本的な機能に加え、約3時間/月の高速生成と同時生成数3が可能
- Standard – 月額30ドル:約15時間/月の高速生成と同時生成数3が可能
- Pro – 月額60ドル:約30時間/月の高速生成、同時生成数12、ステルスモード利用可
- Mega – 月額120ドル:約60時間/月の高速生成、同時生成数12、ステルスモード利用可
- 全プランで商用利用が可能で、年払いの場合は割引が適用される
- 無料プランの提供はない



無料版がないため、ちょっとお試し!ということは難しいですね。画像生成で、ゆくゆくは副業収入を!と計画されているような方には、Midjourneyの活用をおすすめします
Stable Diffusion
Stable Diffusionとは
- Stability AIが開発したオープンソースの画像生成AIモデル
- テキストから高品質な画像を生成可能
- 高い自由度とカスタマイズ性が特徴
- ローカル環境での実行が可能
- 商用・非商用を問わず幅広い用途で活用できる
- 最新バージョンのStable Diffusion 3.5は2024年に公開され、3つのバリエーション(Large、Large Turbo、Medium)が提供されている
- 特に精度と処理速度が大幅に向上し、1メガピクセルの高解像度画像生成を標準でサポートしている
Stable Diffusionの柔軟な画像生成とスタイル表現
- 多様な画風やスタイルの画像生成が可能
- アニメやイラスト調の画像生成に特に優れている
- LoRA (Low-Rank Adaptation) 技術で特定のキャラクターやスタイルを再現可能
- 完全にリアルな写真風の画像生成には課題がある
- 特定の芸術家のスタイル再現にも課題が残る



💡 Stable Diffusionは、写実的は苦手だけど、アニメやイラストが得意なんですよ。
Stable Diffusionの高度なカスタマイズ性と開発環境
- オープンソースの特性を活かしたモデルのカスタマイズやファインチューニングが可能
- 独自モデルの開発が可能
- LoRAによる追加学習で特定のニーズに合わせた画像生成が実現可能
- ローカル環境での実行には高性能なGPUが必要
- セットアップには技術的な知識が求められる
- Stable Diffusion 3.5ではQuery-Key Normalizationを導入し、トレーニングの安定性と微調整の容易さが向上している
- また、消費者向けハードウェアでも効率的に動作するよう最適化されている
Stable Diffusionの料金プラン
- 無料版
- 概要:オープンソースとして公開されており、基本的な機能は無料で利用可能
- 商用利用:年間収益100万ドル未満まで可能(※)
- ※年間収益が100万ドルを超える場合は、Stability AI Community Licenseに基づくライセンス契約が必要となる。具体的なライセンス料については、Stability AIとの個別契約となる
Google ImageFX
Google ImageFXの概要
- Googleが開発した最新の画像生成AIツール
- Imagen 3モデルを基盤とし、テキストプロンプトから高品質でリアルな画像を生成
- 写真のようなリアルな表現に優れており、人物の顔や手などの複雑な要素も自然に描写可能
- 2024年8月に発表されたImagen 3が基盤技術として採用され、より高精細な画像生成と自然な人物表現が可能になった
- 特に目や手などの複雑な部位の描写精度が大幅に向上している



Google ImageFXは、❝ほぼ写真❞的な画像生成が得意。写真のような画像は、以外と苦手な画像生成AIが多い中、貴重な画像生成ツールですね。指や手足が?! なんて画像生成もほとんどないようです😅
Google ImageFXの高精度な画像生成と安全性への配慮
- Googleの高度な画像生成モデル「Imagen 3」を活用
- 細部まで精密な画像生成を実現
- 生成画像には「SynthID」という電子透かしが自動的に埋め込まれる
- AI生成画像であることを明確に識別でき、フェイク画像の拡散リスクを軽減
Google ImageFXの直感的な操作性とスタイルカスタマイズ
- ユーザーフレンドリーな操作性を重視
- テキストプロンプトを入力するだけで画像生成が可能
- 「エクスプレッシブチップス」機能で異なるスタイルやバリエーションを簡単に試せる
- 詳細なパラメータ調整やカスタマイズ性は限定的
- イラストやアニメ風の画像生成は得意ではなく、写真風のリアルな画像生成に特化
Google ImageFXの料金プラン
- 無料プランは継続されている
- Googleアカウントで無料利用可能
- 商用利用のガイドラインは明確化されておらず、将来的には有料プランの導入も検討されている
- 日本を含む多くの国でサービスが拡大されている
まとめ
以上が、公式サイトURLと利用規約URLを含めた、主な画像生成AIツールのまとめです。各ツールは独自の強みと特徴を持ち、無料版があるもの、有料版しかないものなど、用途に応じて選択することが重要です。
各画像生成AIツールの基本的な機能と特徴を説明していますが、急速に発展するAI技術分野において、いくつかの情報が最新の状況と合致しなくなる可能性があります。
特に料金プランと最新バージョンの機能に関する情報は、日々刻々と変更されていますので、公式サイトでご確認をお願いします。