今日は、ChatGPT(生成AI)で「プロンプトを打ったけど、思っていたのと違う答えが返ってきた…」という、初心者さんがよくつまずくポイントのお話しです。さて、うまくいかなかった時のプロンプトの直し方をどのようにすればよいでしょうか?について解説をします。
こんにちは、Sayocoです。最近、日差しがあたたかくなってきましたね。小さな家庭菜園でもハーブがすくすく育っています。
さて、今日は「プロンプトを打ったけど、思っていたのと違う答えが返ってきた…」という、初心者さんがよくつまずくポイントを一緒に乗り越えましょう!
「ChatGPT(生成AI)ってなんか難しそう…」と感じてるあなた、覚えてますか?前回まででいろんなプロンプトの形を試してきましたよね。
今回はその“うまくいかなかったとき”の対処法、「ChatGPT(生成AI)のプロンプトのデバッグ」について、楽学しましょう。
※デバッグ=バグを見つけ手直しすること

この記事は、🔵 初級+ テーマ(応用的なプロンプトを学ぶ)1ヶ月目生成AI基礎-入門編の 20 です。
なぜ、ChatGPT(生成AI)は思い通りに答えてくれないの?
プロンプトに「抜け」があることも
ChatGPT(生成AI)は、人間のように「察する」ことができません。こちらが伝えたことだけをベースに答えてくれます。つまり、ちょっとした説明不足や条件の書き忘れで、まったく違う結果になることがあるんです。
曖昧な表現は苦手
「かわいく」「おしゃれに」「いい感じで」など、人間同士なら通じる言葉も、ChatGPT(生成AI)には抽象的すぎてピンとこないことも。だからこそ、少しずつ伝え方を工夫するのが大事なんですよ。
「なんか違う」はチャンス!プロンプトはもっと良くなる
でも安心してください!修正は何度でもできるのがChatGPT(生成AI)のいいところ。ChatGPT(生成AI)は怒ったりしないので、何度でもお願いを変えてOK。むしろ修正していくことが、プロンプト上達への近道です。
プロンプトのデバッグってどうやるの?
「うまくいかない理由」を考える
まずは、うまくいかなかったChatGPT(生成AI)のプロンプトを見直してみましょう。以下のような点をチェックしてみてください。プロンプトがうまく働かないとき、どこがズレていたのかを考える習慣が大切です。
チェック項目 | 内容 |
情報が足りない? | 前提条件や背景説明が省略されていないか |
あいまいな言葉? | 「すごく」「かわいい」など主観的な表現 |
複数のお願いをまとめすぎてない? | 1つずつ順序立てて書いた方が伝わることも |
💡のChatGPT(生成AI)プロンプトを見直すコツ
プロンプトの“ズレ”に気づくこと!
修正ポイントを見つけて「再トライ」
思い通りにならなかった原因が見えたら、そこを修正してもう一度プロンプトを打ってみます。
ポイントは、「1つずつ試す」ことです。一気に全部変えてしまうと、どこが原因だったのか分からなくなってしまうので注意しましょう!
よくある失敗とその修正例
ありがちプロンプト | 結果 | 修正ポイント |
「かわいいキャラを描いて」 | 犬?猫?人間?曖昧 | より具体的に:「5歳の女の子向けのキャラクター」など |
「やさしい文章にして」 | 主観でバラバラ | トーンや対象を指定:「小学生にもわかるように」 |
「詳しく教えて」 | どこまで? | 範囲を区切る:「3つのステップで教えて」 |
ChatGPT(生成AI)のプロンプトの直し方:具体的手順
“どこが違うのか”を書き出す
まずは、「プロンプトのどこがズレてたのかな?」を紙やメモで書き出すクセをつけましょう。
- 内容が足りなかった?
- 曖昧な表現だった?
- 対象(誰向け)が決まってなかった?
「もっとこうしてほしい!」をハッキリ伝える
ChatGPT(生成AI)には遠慮せず、どんな風にしてほしいかを明確に伝えることが大切です。
たとえば、
- ×「やさしくして」
- ○「小学3年生でもわかるように短く説明して」
ステップを分けて伝える
一度に全部伝えようとせず、3ステップくらいに分けると、うまくいきやすくなります。
実践してみよう!プロンプトの修正練習
今回は、実際にデバッグをステップバイステップで流れを確認しながら、一緒にやってみましょう。
お題:『小学生にもわかるように、AIについて説明して』
- 最初のプロンプト
✍️ AIについて簡単に説明して。
- 出力結果(例)
🤖 AIはArtificial Intelligenceの略で、人間の知能を持ったようなコンピュータのことです。

うーん…言葉が難しくて、小学生にはちょっとわかりにくいかも?
🎯 プロンプトの修正(デバッグ)方法をステップバイステップでやってみましょう。
✍️ AIについて簡単に説明して。
🤖 AIはArtificial Intelligenceの略で、人間の知能を持ったようなコンピュータのことです。



うーん…難しい言葉が多くて、小学生にはちょっと難しいかも?
✍️ 小学生にもわかるように、AIってなにかを教えてください。



少しわかりやすくなったけど、「もうちょっと身近な例があるといいですよね」
✍️ 小学3年生でもわかるように、AIって何かを、身近な例を使って教えてください。



いい感じ!「自動販売機やゲームのキャラクターみたいなものだよ」といった例が出てきました。



ChatGPT(生成AI)の実際のデバッグ(ステップバイステップのスレッド)はこちらで確認できます(ログイン不要)




デバッグをうまくするコツ(覚えておきたいポイント)
「何が伝わっていないのか?」に気づく力
ChatGPT(生成AI)の出力された内容を見て、「あれ?ここが違うかも」と気づけると、一気に上達します。
まるで料理の味見みたいに、何が足りないか考える感じです。
試行錯誤を楽しむ気持ち
何度か失敗しながら少しずつ完成に近づいていくプロセスも、「学びの時間」です。お子さんと一緒に「あ、今度はうまくいったね!」と喜べるといいですよね。
修正ログを残すのも◎
前のプロンプトと、修正したバージョンを並べておくと、「こうやって変えたら良くなったんだな」と気づきやすくなります。



💡わたしが良く使う方法をご紹介!
ChatGPT(生成AI)に「プロンプトを直したいからアドバイスして」とお願いするのもおすすめ! 相談相手のように活用できます。
やってみよう!デバッグ練習リスト
✅ ① 出力が長すぎる時:「100文字以内で」「箇条書きで」など制限をつける
✅ ② 例が抽象的すぎる時:「具体的な例を3つ挙げて」
✅ ③ 雰囲気が違う時:「優しい言葉で」「ユーモアを交えて」
✅ ④ 途中で止まる時:「続きを書いて」「前の文をもう少し詳しく」
✅ ⑤ 要約がわかりづらい時:「中学生でもわかるように」
✅ ⑥ ロールプレイがおかしい時:「あなたは先生です。教えるように説明して」
✅ ⑦ 書き出しを指定したい時:「〇〇という言葉から始めて」
まとめ&次回予告
プロンプトのデバッグ(バグを見つけ手直しすること)は、「失敗を直す」作業ではなく、「もっと良くする」ための魔法の道具みたいなものです。
小さな工夫で、ChatGPT(生成AI)とのやりとりがグンと楽になりますよ。
『一日一AI』一緒に試していけば、きっと「あれ?楽しいかも!」って思えるはず。
次回は、いよいよ実践編に突入!今までのスキルを活かして、ChatGPT(生成AI)に記事を書かせてみましょう。
次回予告
🚀 実践編(簡単なプロンプトエンジニアになろう!)
📌 プロンプトを使って記事を書いてみよう!(ブログ・ニュース・レビュー)
テーマ:「生成AIと一緒にブログ記事って書けるの?」と驚くかも。でも、きっと楽しくなりますよ。
次回もどうぞお楽しみに!


📢 ChatGPT(生成AI)を使うときの注意事項はこちら
🚨 AIでの生成物でも著作権に注意:文化庁AI利用者(業務利用者)のリスク低減方策(P25~)PDFで開きます。