こんにちは、Sayocoです。 今日は、同じ質問をしても聞くたびにChatGPT(生成AI)の答えが変わるのはなぜかについて初心者向けにお話しします。
最近、ChatGPT(生成AI)に「晩ごはん何がいいかな?」って聞いたら、昨日と全然ちがう答えが返ってきて、びっくりしたことありませんか?
わたしも最初、「あれ、同じ質問なのにどうして?」と不思議に思ってました。
でも、実はそれにはちゃんとした理由があるんです。
今日は、そんな“答えが変わる仕組み”について、できるだけわかりやすくお話していきますね。
わたしが学んだことや、初心者でもすぐに試せる生成AIの使い方をシェアします。「一緒に試してみよう!」ってスタンスで楽学していきましょう!

この記事は、🔰 超初級(AIと仲良くなる & 基礎を知る)1ヶ月目生成AI基礎-入門編の 12 です。
1. なぜ毎回ちょっとずつ違うの?
ChatGPT(生成AI)に、全く同じ質問をすると、少し違う返答が返ってくるのですが、それはなぜでしょうか。
ChatGPT(生成AI)は「確率」で答えを決めている
ChatGPT(生成AI)は、人間のように「記憶から答える」のではありません。
その時その時、「たくさんの言葉の候補の中から、もっとも自然なもの」を確率的に選んで答えているんです。
たとえば、「こう言ったら、次に来そうな言葉は何かな?」と予測して、最も可能性の高いものから選んでいく感じです。
生成AIの“ゆらぎ”はミスじゃない!
この「答えが変わるゆらぎ」は、ミスでもバグでもありません。
ChatGPT(生成AI)が創造的な返答を作るためのしくみなんです。
2. 生成AIはサイコロで決める?確率で動くってどういうこと?
ChatGPT(生成AI)は、実は確率で動いています。裏方では、こんな感じなんですよ。
例)「おはよう」と入力したとき、次に来る言葉は以下のような確率で選ばれています。
候補の言葉 | 出る確率(ざっくり) |
ございます | 60% |
! | 30% |
です | 10% |
このようにChatGPT(生成AI)は、サイコロを振って出た目のように、「次の言葉」を確率で選んでいくんです。確率に基づいて次の言葉を選ぶので、同じ質問でも毎回ちょっとずつ違う文章になるわけです。
答えにブレが生まれる理由とは?
ChatGPT(生成AI)には、なぜ「ブレ」が生まれるのか?それには2つの設定が関係しています。その設定が“温度”と“トップP”です。
🔥 “温度”と“トップP”ってなに?
この2つの答えのブレ具合を調整する設定は、ChatGPT(生成AI)にどのように関係するのでしょうか。
🔥 温度(Temperature)
この温度とは『どれくらい自由に考えてよいか』ということに関わります。
AIに「自由に考えていいよ~」と伝える数値が「温度」なんです。温度が低いと同じ質問をしても毎回似たような答えになりやすく、温度が高いとちょっと遊び心が出て、個性的な返しになることもあります。
温度の設定 | 答えの特徴 |
低い(例:0.2) | まじめで安定した答えが返る |
高い(例:0.9) | ユニークでちょっと変わった答えが返ることも |
例:「今日の夕飯なにがいい?」
- 温度低め:カレーライスです。
- 温度高め:タコライス、豆腐グラタン、納豆チャーハン!
🎯 トップP(Top-p)
トップPは『どれだけ候補を広げるか』に関係します。「トップP(確率のしぼりこみ)」は、AIが答えを選ぶときに”どれだけ選択肢を広げるか”の調整になります。
トップPの設定 | イメージ |
低い | 人気商品だけを買う感じ(無難な答え) |
高い | ご当地グルメにも挑戦する感じ(ちょっと冒険) |
イメージの例としては…
🧺「トップPが低い」=スーパーで人気商品だけを買う感じ
🧺「トップPが高い」=ちょっと変わった調味料やご当地食材も買ってみる感じ
“温度”と“トップP”の2つの設定が、AIの「答えの個性」や「ブレの幅」に影響しています。
この2つの設定が、ChatGPT(生成AI)の「答え方の幅」を決めているんですね。
3. 「答えが変わる」のは悪いこと?
ChatGPT(生成AI)ならではのおもしろさ!
「毎回違うって困るかも…」と感じるかもしれませんが、逆に考えると創造的な返答が楽しめるチャンスです!
例えば・・・
- 絵本を何パターンも作ってもらう
- レシピをいろいろ試してみる
- 異なる視点のアドバイスをもらう

📢 AIの「ゆらぎ」を活かせば、いつもと違う発見ができると思いませんか?むしろ、その面白さを楽しみましょう!
プロンプトの工夫で安定させることもできる!
「毎回違うのはちょっと…」という方は、プロンプトを具体的にすると安定します。
NG例 | OK例 |
おすすめのレシピ教えて | 30代主婦向け、5分で作れる節約レシピを3つ教えて |
4. まとめ:AIの特徴を知って、うまく付き合おう!
- 同じ質問でも答えが変わるのは、「確率的に選んでいるから」
- 「温度」と「トップP」で答え方に個性がでてくる
- 答えが変わるのはバグではなく、AIの仕様(個性)です
この違いを知っておけば、もっと楽しく、もっと便利にAIを活用できますね!
✅ やってみようリスト!
✅ ChatGPT(生成AI)に同じ質問を3回してみる(「好きな食べ物は?」など)
✅ 回答の違いをメモしてみる
✅ 「もっとまじめに答えて」とつけて変化を試す
✅ 条件を足して答えを安定させてみる
✅ 温度0と温度1でどう違うか比べてみる
✅ ChatGPT(生成AI)に「サイコロで答えてるの?」と聞いてみる



以前、ChatGPT(生成AI)に同じような質問を何度もして、答えが雑になってきたとき『あ、面倒くさいと思われた!』って真剣に思ったことがありました💦 もちろん私の勝手な思い込みですけど…
✨次回予告:いよいよ自分でプロンプトを書いてみよう!
次回は、いよいよあなた自身の言葉でプロンプトを書いてみましょう!
「自己紹介して」「好きな映画は?」など、ちょっとした一言から、どんな返事が返ってくるのか一緒に試してみます。
🔰 初めてでも大丈夫。プロンプトエンジニアの第一歩は、「まず試してみること」から!
明日も、一緒にChatGPT(生成AI)との対話を楽しみながらレベルアップしていきましょう。
『一日一AI』、今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もぜひ、お楽しみに!